あい・編む 

高校生活 /冬休み

まったりのんびりと過ぎる冬休み。
暇だったから大掃除は頑張った。


私はパパと2人で迎えたお正月。

美術室での籤引きで報告した通りに近くの神社に初詣に行った。




「賑やかだな。」



寒さのせいで人あつぎのが多いけどちらほらと和服の人も居て、



「お正月だからね。」



白い息を吐きながらパパを見上げる。
パパはイケメンじゃないし、少しお腹も出て来たけど私にとっては優しいパパ。
ちょっとウザイけど、皆の話を聞けばごく普通のレベルらしい。
もう少し大人になったら手を繋いで初詣出来るかな?
今はまだ思春期バリバリ…一緒に歩くだけで精一杯。



地元の神社はそんなに大きくはないけどお正月はそれなりに賑やか。ロープが張って行きと帰りで参拝者を分けている。



「…おー!真由加!」


「あ!あけおめ!」



参拝を済ませたらしい芯太と立彦。反対側の通路で私を見つけて
叫んだ。正月早々恥ずかしい。叫ばなきゃ気が付かなかったけどね。



私はパパの側で苦笑いして手を振った。



「相変わらずだな。あの二人。」



小学生からの付き合いだから、パパとも顔見知り。
パパにも愛想よく手を振ってるし。



「あの二人のどちらかと付き合うなんて事は…」




二人の背中を目で追うパパの声に顔をしかめた。



「無いよ。2人ともお兄ちゃんみたいなもんだし。」



時々手のかかる弟にもなるしね。

私の声にパパはホッと息をついた。



「来年はライカちゃんも一緒に初詣出来ると良いな。」



そうだね。難しいけど。
パパの声に私は笑いながら頷いた。

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