無敵のビーナス 1【完】

予定変更、ぶっ潰す!

「翔ぅ、おっせーよ」


マンションの下に迎えに来ていた黒塗りから、ユキが顔を覗かせ口を尖らせる。


こんなガラの悪い車から顔を出してても、それなりに・・・


いや、かなり可愛いユキが泣く子も黙る副総長だなんて。


こいつの本性を知らないヤツが、俺が惚れてるって勘違いするのも頷ける。


確かに可愛いけど、正確は巨悪。


しかも、俺にはソッチの趣味は無い。


いつもはバイクを飛ばしているユキも、連日の情報取集で眼がヤバイ。


さすがにバイクはムリだろって事で、俺と車で走る事になった。


俺としても、本当はバイクに乗る方が好きだ。


だが、今の立場だと車になってしまう。


と言っても普段はバイクを飛ばす訳だから、暴走の時だけ車なんだけど。


まぁ、ケジメってやつだ。



亜美の件と同時に、俺らに楯突き出した北の不良ども。


族みてぇにハッキリと形になってないだけに大目に見てやってたけど、そろそろ消えてもらわねぇとな。


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