惑わせないでっ(完)

どうしたら、良いの? /2

私の動揺を他所に、蓮はいつも通りの蓮に戻っていた。



バイトの事を心配しつつ、『何でも相談して』を繰り返す。



蓮に貰ったソファーに並んで座っていても、必要以上に触れて来ないし。



「この紅茶、気に入った?」



「えっ、うっ・・うん」



「良かった。僕も、大好きなんだ」


さっきまでの蓮は、一体何だったんだろ。



「何か、飲み過ぎちゃったな」


チラリと視線を私に向け、蓮が笑った。



「飲み過ぎ・・たの?」



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