惑わせないでっ(完)

こうして、こうなる /2

「それってさ、傍に居た僕が離れて、寂しいだけじゃないの?」


戸惑うような口調なのに、蓮の目元が僅かに赤い。



忙しなく目線を動かす蓮は、まだ半信半疑みたい。



「そんな事ないよ、会えない間に考えたの」


立ち上がった私は、そのまま蓮の横へと移動した。



ソファーに座ると直ぐ抱き着くと、蓮の身体が硬直する。




「でも・・・そんな事言われたら」



「もうっ、ダメ?遅い?

私の事・・嫌になっちゃった?」


自分で言った言葉に追い詰められ、眼頭が熱くなる。


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