初恋みるく【完】




唇をかんで、拳を握って。


信号の眩しいあかりが目に痛くて、窓の方に目をそらす。



夜の黒に反射して映った、彼の横顔に、
涙腺も、心も、…ガードが緩くなってしまう。




妙な空気が漂う車内で、
律先輩は、上司と男の人の顔を交互に見せて。




苦しくなって、コツンと窓に頭をあてた。




早く…家につきますように。



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