初恋みるく【完】



内容は、佐月さんが心配だから定期的に彼女の家に行ってもよいか。ということだった。



佐月さんの事情も聞いたうえでの相談だった。


私にも男の幼馴染がいる。
彼がつらい状況に置かれたら、私だって放っておけいないと思うし、先輩の気持ちは痛いほど分かった。


そして、私につらい思いをさせるかもしれないから、と相談してくれた先輩に少し感動した。


内緒にされたら、浮気かも…と疑うけれど、最初にそんな風に相談してくれるってことはやましさはないということだ。



『いいですよ。佐月さんつらいだろうから、少しでも力になってあげてください。』



そう、笑顔で言うと、先輩はホッとしたように私を抱きしめた。



『ありがとう。佐月が落ち着くまでだから。』


『私なら、大丈夫ですから』




どうしてあんなことを言ってしまったんだろう。



「それは、あんたがバカだね。」


「え?うそ!」


仕事帰り。

家に帰ってもスーパーのお惣菜を一人でつつくだけなので、親友の麗羅とご飯を食べることにしていた。


事情を説明すると、毒舌な彼女に一蹴されてしまった。





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