初恋みるく【完】




「…痛くない?」


気遣うのも精一杯で声をかけると、涙目で見上げてきて、



「律、愛してるよ?」



……とか、本当やばいから、やめてそれ。



「…煽んな、バカここ。」


「……ん、ん、」



キスをしながら、リズミカルに動き始めると、心愛は動きに合わせて声を出す。


両手で口元を抑えようとした心愛の手首を掴んでシーツに押し付ける。



「あ、あ…ん!やっ」


「ほら、隣に聞こえるぞ?」


「意地悪しないで、っんあ!」



抑えることのできなくなった声が部屋に響き渡る。



「心愛、愛してるよ。」


「ん、律、好き。愛してる。」



何度も何度も愛を言葉にして、下から真っ直ぐに見上げてくる心愛を思わず「可愛い。」と強く抱きしめる。



「りっちゃん、あまぁーい」


「うるさい。余裕か。」


「へ?!」



ふざける心愛をくるっと反転させて、後ろから激しく突く。



「ん、ああ、や、や、」


「心愛、可愛い。…お前の声、好きだ。もっと聞かせろ。」


「う、……ん、律ぅ、やだぁ。気持ち…い。」




皮膚のぶつかり合う音が生々しい。
心愛の白い背中の筋がすげーきれいでつい舌を出して舐めあげると



「ひゃあっ、」


とエロい声を出して背中をもっと反らせる。



全部、全部俺のだ。誰にも渡さない。



俺のだって奥まで深く深く刻み付けるように心愛の腰を持って激しく突きあげる。


従順に俺だけを思って鳴く心愛の背中を人撫でして、


心愛をまた正面から抱きしめると、彼女はビクビクっと身体を震わした。



再び規則正しいリズムで彼女を責めると、きゅっとどんどん締め付けてくる。



「あ、や……律、もう無理ぃ」



「ん、俺も…っ、」




心愛と見つめあって激しいキスをする。




「好き、愛してる…律。」



「…ここ、…俺も。」




お互い余裕のない声で愛を伝え合って、そのまま一緒に絶頂を迎えた。



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