大空との約束 ー過去ー【完】

第6章 /好きなら死んでくれる?






「あ、草野さんおはよう!」


「はよ、委員長」



ぽよよ~ん笑顔の委員長に挨拶を返して前の席に視線を向ける。



「ね、ナルちゃんまだ来てない?」


「そうだねぇ。昨日ケガしたからね…休みかな?」



ケガで休みなら…、いいんだけどね。ポケットから携帯を取り出し着信を見る。



…何もなし、か。



「ちょっと行ってくるね」


「へ?もうHR始まるよ!?」


ひらり、委員長に手を振って教室を後にした。


とりあえず人気のない所へ移動して、ナルちゃんの番号を呼び出そうとしていたのだが、




「…誰かそこにいるの?」



コソコソ私の後を付けてくる男に声をかける。



…悪意は感じない、というか寧ろ逆の…



「あ、草野先輩!俺です!」


バッ!角に隠れていた後輩らしき少年が姿を表した。


が、しかし…


「だれ、きみ?」


俺ですって、…知らないんだけど。しかも後付けてきてなんなの、コイツ…





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