大空との約束 ー過去ー【完】







旧校舎から出て校舎を一人歩く。どうやら今は昼休みらしい。




「あ、タク!」


「お、ほんとだ。サボリ魔の巧(タクミ)じゃん」




聞き覚えのある声に振り返る。…つ-か、このガキ



「凪、嵐。先生って呼べって言ってるだろ?」


「良いじゃん。従兄弟だし?それに周りに生徒いないじゃん」


「ちっ、」


「なんだよ、タク。機嫌悪くね?」





ん?首を傾ける凪をじっと見つめる。…思い出すのは、さっきの剣道場での彼女の最後の表情…





ほんとは、さっきのことはコイツ等に言うべきではないんだろうが…






「なぁ、…凪、嵐」


「「?」」


「アイツから、なるべく目を離すなよ」








―…嫌な予感がする。






 ゙ねぇ、どうする?″





どうする?って…、お前はもう既に決めてるんだろ?





あの表情は、覚悟を決めた表情だった…







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