大空との約束 ー過去ー【完】

第7章 /最悪な情報




11月10日。



私は今、彼の病院が見える少し離れた公園のベンチに座っている。



時刻は昼の3時。


公園は子ども達の遊び声で溢れている。



「…楽しそ、」



ボソッと呟いた一言は誰にも届くことはない。





―…加藤ちゃんと話した日から数日経った。



ナルちゃんはあの日からずっと、学校を休んでいて会っていない。


一度メールは送ったけど、返事は無く。



西本は数日してから学校へ来たが、初日に私を一度睨んできてから、何も言ってこない。



だから、ナルちゃんのことも聞けない。いや、聞かせてくれないんだ、西本が。



奴等もアレから何も無し。


正直、私も周りも疲れてきている…



夜中、眠れなくなってお酒を飲むことが増えた。



悪夢に飛び起きて、夜中に外を徘徊することもある。(バレたら正直ヤバイ)





…眠れないんだ。



今日の朝は、あの ゙紅″と ゙白″の夢を見た。



私、病んでるんだろうか?…自分が少しばかり心配になってきたなぁ。




「ふぅ、」



溜め息をついて空を見上げる。…気持ち悪いくらいの快晴。いつもは曇りか雨なのに…




嫌な予感がするなぁ。




゙ブブブブブー″


「…非通知?」


この変なバイブ音は、非通知や未登録からの電話の時だ。



…ほんと、嫌な予感。




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