大空との約束 ー過去ー【完】





「コイツ等はお前と一緒で失うことを恐れてる」


「……、」


「コイツ等にとってお前がどれだけデケェ存在か、自覚してね-わけじゃねえんだろ?」


「…うん、」



分かってる。…私がこの子達にとって、どれだけ必要な存在か、



まだまだ心と身体が伴わないこの子達には、私が ゙居なくなる″ということが恐怖となってしまうことも…



「だから連れて行った」


「なら、バイクは?」


「俺がこの前教えた」


「…ヨル無免じゃん、」


「気にすんな」


「いや、お前は上司なんだから気にしろよ」



そう。もう1台のバイクにはヨルが運転し、後ろにシンが乗ってきたのだ。



あのサルのバイクで…


きっとアイツ、今頃悲鳴上げているだろう。



「で?」


「は?何が?」


「ちゃんと話して貰うからな。゙密会″の理由を」


「…そのつもりだよ、」



ザァ―…





「あ、それと、ソレ屋敷に着くまでにどうにかしろよ」


「あ?なにが?」


「言葉使い。゙ソウ″の時のままだぞ?」


「…なるほど」






過去が、動き始めた…





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