大空との約束 ー過去ー【完】

第7章 / 闇に集いしモノ




パタン、

「やぁ、待たせたね」



ここは先程のホテルのとある一室。



そこには5人の男女が集まっていた。




「遅いわね。何をしていたの?」



色白の赤を連想させる女は不満気に呟く。それに男は笑って言った。




「少し婚約者と戯れてきた」




笑う男に、別の男が不機嫌そうに呟く。




「ほんと、お前って趣味悪い。あんな女のどこがいいんだよ?」


「ククク、分かってないなぁ。彼女は最高だよ?」


「理解出来ない」


「いいんだ。俺だけが分かっていれば」





不満そうな男に反して、奴は幸せそうに表情を綻ばせた。



それを見た別の男は、静かに奴等に嫌悪の感情を抱く。


この男だけがこの場ではまだ精神がましな方だ。



まし、というだけだ。コイツも十分汚い人間だ。頭も無駄にいい。




0
  • しおりをはさむ
  • 13
  • 8
/ 460ページ
このページを編集する