大空との約束 ー終結ー (不定期更新中 7/31)

作者

過去の【闇】の出現により愛おしい【幼なじみ】との日常は崩れ、抗おうにも決意は揺らがず事態は【彼女】の思い描く最悪な終結へと堕ちて行く。【約束】は守られるのか?




「私の人生最大のわがまま」



終わらせたい…



「…もう、不安にさせないから」



終わらせなくてはいけないことがあるの。



「感謝してる…すごく。」



その為に、今日まで



「アナタは私の自慢なんだよ?」



全てを偽って生きてきた。



「…笑顔、見たかったなぁ」



でもそれも、これで最後…



「ずっと、ずっと、支えてきてくれてありがとう」





「…ねぇ、お願い。起きて?」




白い雪が舞う中儚く笑うのは…




「ーー…終わらせよう。今度こそ」



そう言って、彼女は黒衣を翻し駆け出した…





※この物語はフィクションです。

団体名など実在するものとは一切関係ありません。

未成年者の喫煙飲酒は禁止されています。



2012.12.22~