キスと嘘と甘い火遊び

眼鏡と嘘と甘い火遊び /読者700人様感謝*記念

「…もしもし、」

“もしもし葉山です”

「どうかした?」

“鞄に入れたはずのコンタクトの予備がないんだけど、りぃの家にないかな”

「探してみるね」

“うん、ありがとう”

「…、あ、あった」

“よかった”

「寝室のサイドテーブルに置いてあったよ。鞄から出ちゃったのかも」

“……寝室、ね”

「な、に」

“なんか、やらしい”

「…、コンタクトなくて大丈夫なの?」

“(無視……、)うん。眼鏡してる”

「あ、そっか」

“見たい?眼鏡の俺”


「まあ、…ちょっとは」


“え、?”

「何?」

“珍しいね。りぃが素直なの”

「そんなことないです」

“なんか、……萌えるな”

「セクハラ」

“えー”

「…コンタクト、取っておくから」

“ありがとう。今日行っていい?”

「………うん」

“眼鏡見たいって言われちゃったから。急いで仕事終わらせないと”

「無理しないでね」

“ありがとう”



『眼鏡と嘘と甘い火遊び』



「りぃは眼鏡しないの?」

「私、目は良い方だから」

「ふーん(見たいな…)」


自分の眼鏡をりぃに掛けさせようと企む、葉山さんの話。




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