キスと嘘と甘い火遊び

【コラボ企画①】高木と太一の場合。 /ファン1,000人様感謝*記念

【キスと嘘と甘い火遊び】



【叶うなら、君のために泡になりたい。】





(葉山に社長になると宣言された直後の高木と、本編の少し前の太一のお話。)

(Q. 高木+奥村太一=?)



「葉山グループで専務補佐をしております、高木です」

「はじめまして、奥村太一です」

「ああ、良かった。常識ある方で」

「はい?」

「あ、いえ、失礼致しました。今日は朝から上司の精神がおかしくなっていたものですから。少々頭が痛くて…、」

「精神が、?」

「ええ。急に真面目に仕事に取り組み始めまして」

「それは良いことじゃないんですか?」

「私の上司は少し変わっているのです。普段が度が過ぎる奔放ぶりなので、人が変わったように励まれると気でも狂ったかと思ってしまいます」

「そ、そんなに。…大変そうですね」

「はは、慣れたものです。それよりその荷物は?」

「ああ。チーカマです。さっき量販店で買い占めて来て」

「結構な量ですね…。お好きなんですか?」

「はい。俺も好きなんですけど、友達が気に入っていて」

「ご友人の分でもありましたか。優しいんですね」

「いえ、そんな。ただの俺の自己満足です。食べさせてやると幸せそうな顔をするので可愛くて」

「…ほ、ほお。……食べさせて?」

「はい。機嫌が良いときは俺の手を舐めてくれるので、ついあげすぎてしまいます」

「………手を、……舐め……、」

「最初の頃は自分の家に連れて帰ってしまおうかとも思ったんですけど。ペットみたいに扱うのも違うかなって」

「ペット……!?」

「あ、写真見ます?ふさふさのしっぽが可愛いんですよ」

「え、あー…、よ、用事を思い出したのでまた今度」

「そうですか、」

「失礼します…!」

「はい、また」

「(……まっったく常識人じゃなかった…!!)」

「……猫、苦手だったのか?」



(Q. 高木の苦悩が増える。)




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