キスと嘘と甘い火遊び

【コラボ企画②】啓太と春樹の場合。 /ファン1,000人様感謝*記念

【キスと嘘と甘い火遊び】



【何度でも君に恋をする。】





(小学六年生の啓太と春樹のお話。)

(Q. 葉山啓太+春樹=?)



「春樹」

「ん?」

「来週の卒業式、お前の母ちゃん来れんの?」

「ううん、仕事で来れないって」

「ふーん」

「仕方ないよ。うち片親だし」

「…、」

「葉山は?両親とも来れるって?」

「まぁ、母ちゃんはPTA会長だから嫌でも来るけど。父ちゃんは無理だな。来週は出張だって言ってた」

「そう。残念だったね」

「別に残念じゃねーし!」

「え、どうして?」

「だって…、……ど、どうしてもだよ…!」

「もしかして俺の家は誰も来ないから気遣ってる?」

「………ちげーし」

「うわぁ、らしくない」

「うるせー!ちげーから」

「葉山が気にすることないのに」

「だから、ちげーってば!」

「じゃあ何で」

「……………じゃん、」

「え?」

「……春樹は大人なのに、…俺ばっかガキっぽいじゃん」

「大人って、何でそう思うの?」

「だって“仕方ない”とか簡単に言うから」

「…、」

「大人みてーじゃん」

「……俺は母さんが来れないのは仕方ないとも思うけど。残念だなぁとも思ってるよ」

「…、」

「来て欲しいのは、変わらないし」

「…、…………なあ、春樹」

「ん?」

「式が終わったら一緒に帰ろうぜ」

「お母さんと帰らなくていいの?」

「いい」

「うん。……ありがと」



(Q. きっと彼らは親友に。)




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