家が無くなって困った私を引き止めたのは、怖くてよく怒鳴る葉山さん――仕事に恋に、騒がしくなった私の日々は葉山さんによって鮮やかに彩られて行く。



お客さんを迎え入れる合図は、

黒服が放つ“オープン”の一声。



何よりも目を引いたのは、

素早い気配りと崩れない笑顔だった。




2012年5月16日【開始】

2012年5月26日【完結】


※この物語はフィクションです。