【完】歪愛

SS③

蒼衣とはズルズルと同棲したまま、高校を卒業した。
蒼衣は大学生になったけれど、蒼衣は私の就職も進学も認めてくれなかった。

「じゃあ学校行ってくる。今日は2コマで終わりだから」

「うん。いってらっしゃい」

蒼衣を見送ると、ひとまず掃除やら洗濯やらを始める。
このままでいいのかな。
家にもろくに連絡してないし。
まあ、あっちから連絡は来ないんだけど、曲がりなりにもここまで生かして貰ったのは親の力なわけだし。

ファミレスのバイトも辞めらせられた。
蒼衣が良いなら別に良いんだけど、こんな生活をしてて、蒼衣のご家族は私を認めてくれるんだろうか?
そりゃあ、反対はされてないけど、蒼衣に見合う人は五万といるし、私が親だったら反対する。

もっとちゃんとした人になりたいんだけどな。


そんなふうに考えながら掃除をしていると、すごく気分が悪くなってきた。


下を向いてたからかな?
それとも、朝ごはんが重たすぎたのかな?

原因は分からないけれど、今日食べたものを全て戻してしまった。

もともと、吐いたり、気持ち悪くなったりすることが多いけれど、ここ最近はストレスが減ったからか、安定していた。

かといって、病院に行くほどでもないし、そもそも保険証がないし、自然治癒に任せるしかないな。




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