【完】歪愛


「あれ?北山さんと成瀬くんじゃないか」

また坂木先生と会った。
なんだろう、先生はいつも廊下にいるのだろうか?

「あ、坂木先生」

「昨日、なんか仲悪そうだったから、安心したよ。
なんだ、2人は付き合ってたの?」

坂木先生の衝撃発言に目眩がした。

「つつつつつき!?つきあっ…」

「先生はどうしていつも、邪魔するんですか?」

「邪魔だなんて、心外だなぁ。
君たちはまず、授業中は教室で着席すること 」

そういえばもう、HR開始の時刻過ぎてた。

「この様子から行くと…、片思いかな」

先生はニヤッとして、成瀬くんの肩をポンと叩いて歩いて行った。

「くっそ、あいつ、北山さんよりムカつく」


片思いって何のことだろう?
そんなことより、さっきまで穏やかだった成瀬くんの顔がまた険悪になっている。




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