おやすみ、いい夢を

助けてとは叫べない /何も話さない彼女

「・・・というわけで、このテーマにそって5人グループに別れて15分のほどのプレゼンをしてもらう。グループはこっちでランダムに分けた。あとでメールで知らせるからきちんと確認して、協力してプレゼンを企画すること。2週間後だ」

そういうと教授は白衣を翻しさっそうと講義室から出ていってしまった。



ここはこの国トップの大学の理学部。
もちろんトップクラスの教授たちの講義が受けられる、というのもこの大学のウリで特徴ではあるが、もうひとつある。

「あー、この講義もかよ・・・。入学早々、どの講義でもプレゼン、プレゼンって、これは自主性じゃないくて、ただの手抜きって言うんだろ!?」

そう、金髪碧眼、明らかに外国人と分かる男子学生が叫んだ。

0
  • しおりをはさむ
  • 394
  • 61
/ 229ページ
このページを編集する