おやすみ、いい夢を

君の叫びは聞こえてる /近づく心

等流が怪我をして1ヶ月、コズモも千流も等流をとことん甘やかしていた。そのような扱いを受けたことのない等流は大いに戸惑っていた。
等流は何度も自分でできると訴えたのだが、利き腕を火傷していることを言い訳に、コズモも千流も食事や着替えを毎回手伝おうとした。コズモに関しては、足は特に怪我してないのに絶対安静と言い張って、移動するときはお姫様抱っこで等流を運んだ。そして2人とも競い合うように等流の髪を撫で、頰にキスを落とした。
治療のおかげで、等流の顔や体から新しくつけられたあざはほとんど消え、右腕も新しい皮膚が再生し始めていた。
そして等流は2人に触れられることに怯えなくなっていた。しかしあることに戸惑っていた。

0
  • しおりをはさむ
  • 390
  • 59
/ 229ページ
このページを編集する