おやすみ、いい夢を

あなたに好きと言いたい /変身

プレゼンが終わったあともメンバーたちは気が合うのか、毎日喫茶店に集まるようになっていた。
「ってことで!今等流は俺と付き合ってるから!誰も手で出すんじゃねぇぞ!」
コズモが意気揚々と宣言する。
「へぇ!すげぇいいカップルだな!」
武が軽く拍手しながら楽しそうに言う。
「お前、俺がちょっと唆してすぐじゃねぇか・・・単純な奴」
倫が呆れた顔でコーヒーに口をつけながら言う。
隼人はぶすっ、と不機嫌そうな顔で腕を組んで座っていた。
「んだよ隼人、なんでそんな不機嫌そうな顔してんだよ。あ、もしかしてお前も等流狙ってたのか?」
倫がにやにやしながら隼人に言った。
「は?違えよ!んなわけないだろ!」
隼人が顔を真っ赤にして叫んだ。
「はいはい、落ち着けよ、んな慌てんなって」
倫が同じにやにや顔で言うと、隼人は机の下で倫の足を蹴った。
「俺がイライラしてんのは!今日俺の姉貴が来るからだよ!」
隼人は眉根を寄せながらスマホの画面を睨みつける。

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