おやすみ、いい夢を

あなたに好きと言いたい /熱

次の朝コズモが目を覚ますと、等流はまだ眠っていた。いつもコズモより早く目を覚ますので、珍しい、と思いながらコズモは等流を抱き寄せる。
等流の身体に触れた瞬間、コズモは違和感を感じた。身体がやけに熱いのだ。首元に触れるとじっとりと汗をかいていた。
コズモが触れられて等流が目を覚ました。しかしその視線はぼんやりとして焦点が定まっていない。
「等流、大丈夫か?」
コズモは等流の額に手を当て、自分の体温と比べながら聞いた。等流は小さく首を横に振りながら、大丈夫と口を動かし、身体を起こそうとする。
「等流の大丈夫ほど信用できねぇもんないからな。絶対熱あるぞ。体温計持ってくるから待ってて」
コズモはそういうと、急いでベッドを出て体温計を取りに行く。リビングの救急箱に入れてあったそれを急いで探し出すと寝室に戻った。

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