おやすみ、いい夢を

助けてとは叫べない /琥珀色



コズモは帰ると姉、千流に名前がよく似ている子とプレゼンのグループが同じになったと話した。

千流はコズモと血はつながってないから似てないのはもちろんだが、しかし容姿端麗、とても科学者とは思えなかった。
すらりと長身で、肌は雪のように透き通り、切れ長の目が印象的だった。

「ふうん、なんて名だ?」

千流は興味を持ったようで、読んでいた分厚い本から目を上げた。灰色の瞳がコズモのビー玉のような青い目を捉えた。

「たぶん、らる。等しく流れるって書いて等流だと思う」
「おもう?」
「まだあったことねえ」




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