指先からロマンチカ【完】

指先からロマンチカ /touch.02




「界斗くーん」




家に辿り着いて、邪魔な髪を束ねてラフな格好になって。




ベッドに寝転んで肘をついて、携帯に指先で触れて更新マークのついてる小説をタップする。



前回は主人公が照れる所で終わってたけど、今回はどこまで進んでいるのだろうかとワクワクしながら指先を動かす。




黙々と読み進めて。



どんどんあたしの心臓の動きが速くなって、胸が苦しくて、喉の奥がキュウってなって。




「んんん」




あまりのキュンキュンに、足をバタバタと動かして悶えた。




だって、だって!




「それは反則じゃない?!」




界斗くんが主人公の真美«まみ»ちゃんを!


真美ちゃんを引き寄せて!




「こっそり髪にちゅーは反則でしょ!界斗くんイケメンかよ!」




1人ベッドの上で騒ぐ。



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