指先からロマンチカ【完】

指先からロマンチカ /touch.13




あたしの小さな脳みそが、キャパオーバーを起こしてどうしようと狼狽えて。



とりあえず、



─抱き締められてぱにっく




縋るように青い鳥を開いて呟く。




─@色葉
噂のイケメン?!

─@色葉
抱き締められたの?!青春してんの?!

─@色葉
詳しく!




休日なだけあって、皆の素早い反応。



なんか、こう、良い気しないって言われて、と。


大雑把に先程の出来事を説明して。




─@色葉
やばいな、イケメン。行動がイケメン過ぎるぞ?




まるが1番テンションを上げてて、あたしは逆に冷静になれた。




─@まる
とりあえず、テストやばいし恥ずかしいし、記憶から消そうと思う

─@色葉
お前は携帯小説の主人公かよ

─@まる
生まれ変わったら界人くんの彼女になりたい

─@色葉
お前は真実ちゃんに勝てねぇから…




テンポ良くまると話していれば、段々気持ちも心臓も落ち着いてきて。




そろそろ切り替えなきゃ、と自分を叱咤して。




勉強頑張ろう、と切り替えられる筈もなく、必死に勉強したけどギリギリだった。




本当に赤点ギリギリだった。



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