指先からロマンチカ【完】

指先からロマンチカ /touch.14




ミツくんと、女子会しようと意気込んだはいいものの。



飲み物もおやつも何もない事に気が付いて。




「ミツくん、おやつも飲み物もありません」




どうしましょうか、と問い掛ければ。




「若葉か純圭に部屋の前に持ってこさせよう」




少し考える素振りを見せた後、素晴らしい笑顔でそう言い放った。



とりあえず、



─ミツくんとあたしはお菓子と飲み物を所望している!



お兄ちゃんに連絡をいれてみた。




谷さんは気まずいし、届いてる返事すら見れていないので連絡は送れない。




暫くすれば既読マークがついて。




─覚えとけよブス




そんな返事が返ってきて震えた。


お兄ちゃん、絶対ミツくんとられて拗ねてる!




写真のこと云々より、ミツくんがあたしと2人で居る事に拗ねてるよ、絶対!




面倒臭いお兄ちゃんだと、呆れながらも多分すぐに飲み物もおやつも持ってきてくれるであろうお兄ちゃんに、笑みが零れた。




「多分すぐに飲み物もおやつも持ってきてくれます」


「持ってきてくれなきゃ怒るよ」




怒るよ、なんて言うミツくんも笑ってて。




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