指先からロマンチカ【完】

指先からロマンチカ /touch.16




「暑い…」



遂にやってきたプールの日。



朝からワクワクと楽しそうなミツくんと、そんなミツくんを優しく見つめるお兄ちゃん。



そして、




「着替え終わったら此処に集合ね」




優しく笑い掛けてくれる谷さん。




「…はい」




そんな谷さんにこの間、抱き着いて号泣してしまったあたし。



恥ずかしくてその場で蹲って唸っていたら、滅茶苦茶心配された。



出来ればそっとしておいて欲しかった。




「若葉、ウォータースライダーいっぱいやろうね!」


「ミツがやりたいなら」


「走ると危ないぞ。若葉もちゃんとミツ見とけよ」




男子更衣室に入っていく3人を見ながら、カオスだなって1人顔を引き攣らせた。



お兄ちゃんとミツくんは、バカップル。



その友人の谷さんと、谷さんに好かれてるらしいオタクのあたし。




なんてカオス。



携帯小説とか漫画とか、2次元の設定のよう。



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