指先からロマンチカ【完】

指先からロマンチカ /touch.20






目の前にはお菓子にジュース、それとミツくん。


今日はミツくんとお泊りです。




いや、お泊りするのはお兄ちゃんなんだけど。



寝る前まではミツくんはあたしのものである。




気を取り直して、




「それでは、第1回純圭くんをどうやって落とそう会議〜」




いぇーい、と手を叩いて盛り上がるあたし。




「ださ」


「酷い」




そんなあたしに、ださと言い放つミツくんに落ち込む。




「大体、落とすも何も純くんが好きなの和葉ちゃんじゃん」


「嘘だ!」




大体、なんて言い出したミツくんの言葉は嘘にしか聞こえなくてクッションを抱き締めて口を尖らせる。




「嘘じゃないのに」




ミツくんは呆れた顔をしながら、ポテチを手に取って食べる。



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