指先からロマンチカ【完】

指先からロマンチカ /touch.03




「え」



俺は今、混乱していた。




「次元を1つ下げてから出直せばいいのか?え?」




告白した女の子の、次元を1つ下げてって言葉に混乱していた。




谷純圭«たにすみか»と、自分の名前も名乗る暇もなく振られた。




一先ず落ち着こうと、ゆっくり深呼吸をする。




あ、心が痛い。


振られた事実に心が痛くなった。




次元を1つ下げて出直してきてと言われたけど、次元…?



言ってる意味がよく分からなくて、首を傾げる。


次元ってどうやって下げるんだ?




なんて呑気に考えてみるけれど。




考えているうちに、一目惚れした女の子に振られた事実がじわじわと襲ってきて。




「あー、どうしよう」




これからどうしようと、頭を抱えたくなった。



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