指先からロマンチカ【完】

指先からロマンチカ /touch.07




心臓が破裂しちゃいそうだと。



恥ずかしくて、触れた指先がじんと熱くて、どうしようもなかったあの日。



何故かお風呂から出てきた谷さんが、目を合わせてくれなくなっていて。




恥ずかしいからって目を合わせないのは失礼かな、ってあたしは頑張ったのに…!




なんで谷さんが目を合わせてくれないの!


そんなぶつけどころのない感情を抱えて、もう気にするだけ無駄だと。




気にする事を放棄したのが昨日の事。




「んんん、界人くん!」




日曜日である今日は界人くんを読み返して、ベッドの上で悶えている。




やっぱり更新を追うだけじゃなくて、素晴らしい小説は何度も最初から更新分までを読み返してしまうのだ。




界人くんが真美ちゃんの髪にこっそりキスをするシーンは、何度読んだって胸キュンし過ぎて苦しいし、鼻血ものだ。




あれから新たに、いちご牛乳を飲む界人くんのシーンが追加されていて、あたしはもう死んでしまいそうだ。




だって金髪イケメンが、好きな子の好きな物だからって、いちご牛乳飲む?



普通飲まないよ?

 


多分、こんなにいちご牛乳を飲むだけでキュンとさせてくれるのは界人くんだけだと思う。




「あーしんどい。デート編しんどい」




いよいよ界人くんと真美ちゃんがデートをする話に辿り着いて、胸元を抑えて暴れる。



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