指先からロマンチカ【完】

指先からロマンチカ /touch.10




「終わったああ」




携帯をベットに放り投げて、ジタバタと暴れる。




「なんとか滑り込んだ…!」




イベントが終了する直前、狙っていたランキング圏内になんとか滑り込んだ。



1週間の自分の頑張りに拍手をしたい気分である。




「本当に顔が良い…」




イベントのランキング報酬で貰える、愛しの御坂くんのレアカードを思い出してニヤニヤする。




御坂くんの為に頑張った1週間なのだ。


学生に頑張れる範囲で、死ぬ気で頑張った。




勿論、まだ課金なんてしてない。



だってお金に余裕ないし!




好きな絵師様とかが、魔法のカードを買ったとツイートしてるけど、羨ましくて仕方ない。



あたしだって推しの為に魔法のカード買ってみたい!



イベントが始まるたびに新しく始まるガチャだって、見境なく引きまくりたい!



 
なんて考えながらゴロゴロとベットの上を転がって。





「…小説読もう」





暫くの間しっかり読めていなかった小説を読もうと、指先を動かした。



久し振りにしっかりと読む界人くんは、相変わらず素晴らしくて。




「更新分最高か…」




両手で顔を覆って悶えた。




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