永遠回帰

永遠回帰 /プロローグ

心のキャンバスに、君以外のものを書き込むことができなくなってしまった。

僕のキャンバスは、君でいっぱいなんだ。

他に何も書き込めないほどに……。

でも、僕はそのキャンバスを黒く塗りつぶさなくてはならない。

それを君が望んでいるから。

僕は悩んだ。

キャンバスに描いた君を

黒く塗りつぶすことも、

全てを消し去り白紙に戻すことも、

僕にはできなかった。

君を失う勇気が僕にはないのだ。

だから僕はもう逝きます。

これからも君を見守り続けるために。

大好きだから――



さようなら。

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