夜天使 Ⅱ【完】

*第六章* /泡沫

目が覚めると、いつもと同じ白い部屋のベッド。


ただいつもと違うのは、隣に明良が寝ていること。


この部屋のベッドで寝る事もあるけど、朝までこうして寝ているのは初めて。


初めて明良の寝顔を見たけど、真っ白な髪が朝日に透けてとても綺麗。


今までの禍々しいイメージを払拭し、朝日に輝く明良はとても清潔感が有り、神々しく感じる。


綺麗な寝顔をジーッと見ていると、パチッと目を開けた明良。


いきなりグレーの瞳と視線が絡み合い、焦る私は、あからさまに挙動不審。


取り敢えず何か言わなきゃと、パニクる頭をフル回転させて出た言葉は。


「あ、明良は、寝てる間もカラコン‥付けてるの?」


--‥バカだ‥私。


“おはよう”だけでいいじゃん。


「この目はカラコンじゃない」


--‥えっ?


「ずっとカラコンだと思ってたのか?」


「‥うん」


そう言ってジッと明良の瞳を見ていると、優しい表情で「珍しいのか?」と聞いてきた。


--‥ううん、海外にいたから珍しいとは思わない。


インターナショナルスクールには色んな国の子が通っていたから、瞳の色だけじゃなく肌の色も十人十色。


ただ明良の瞳はとても‥




「‥綺麗」

  • しおりをはさむ
  • 5564
  • 11457
/ 446ページ
このページを編集する