夜天使 Ⅴ【完】

*第十八章* /高級クラブ弥生

「甘いものは食えるんだな」


そおちゃんが呆れるのも無理はない。


お魚料理までは頑張って食べたけど、次のお肉料理がどうしても入らなくて、そおちゃんに半分以上食べて貰った。


にも関わらず私は今、甘いものが苦手な そおちゃんの分のデザートまで食べている。


よく別腹と言うけど、本当にあるんじゃないかって真剣に思う。


「セナ、この後どこか行きたいとこあるか?」


--‥この後?


食事が終わったら、snowに行くんじゃないの?


探るような目で見上げる私に、


「飯だけじゃデートって言わないだろ?」


「いいの?」


「当たり前だ」


口端を上げて、そう言ってくれた そおちゃんに心が弾んだ。

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