気ままな猫が溺愛中【完】

遊びに行きました。



あっという間に祭りの日だ。母は私に浴衣を着せるために、仕事を詰めていたらしい。そのおかげで、お昼過ぎに帰ってきた。


あれよあれよと浴衣を着せられ、写真を撮られ、髪の毛をセットされ、写真を撮られと、行く前から少し疲れてしまった。


浴衣は、紺色で薄い桃色の牡丹の花が描かれている。髪の毛はアップで、前髪は少し横に流すようにしてもらった。髪飾りも薄い桃色の花で、浴衣に合った物だ。化粧はチークを少しと、色付きのリップを塗っただけだ。


現地集合だと言われたが、秋人から17時半に迎えに行くとの連絡があり、準備をする。


「小春、何時に行くの?もう行く?ちょっと仕事でミスがあったらしくて、戻らないといけないの。もう行くなら送ろうか?」


そう母に聞かれる。


「もう出るよ!あのね、友達が迎えに来てくれるの。だから大丈夫だよ!」


「そうなの?わざわざ迎えに?まぁもう出るなら一緒に出ましょう。その友達にも挨拶するわ!」


なぜか張り切って化粧をし出した。


…まぁいいか。と、時間になったので母と一緒に家を出た。


0
  • しおりをはさむ
  • 760
  • 855
/ 370ページ
このページを編集する