気ままな猫が溺愛中【完】

知りました。

ついたのは空き教室。


…ガチャリ。


…なんで鍵持ってるの?聞いても反応に困る答えだと気まずいので、聞かないことにした。


開けた先には


「あ、遅かったね~。何してたの~?もうポッキー半分食べちゃったよ。」


「うわ、やっぱ連れてきやがった。何でお前らいんだよみたいな目で見てくんのやめてくれます~?お前こそ何会ったその日に連れ込もうとしてんだよ。空き教室くるとかやらし~。」


冬也先輩と夏樹先輩がいた。


それまで機嫌良さげだった秋人の顔は無表情になり、


「…ッチ。」


と小さく舌打ち。


「…何で鍵閉めてんの。」


「いや、開いてたら俺らがいることばれるじゃねーか。そーしたらお前違うとこ行くだろ。2人になるの阻止しねーと何するか分からねぇからな。監視だ。」


…とりあえず、秋人と2人になるのは駄目らしい。


教室内を見渡してみると、なぜかテーブルとソファがある。テーブルの上にはポテチとポッキー、ジュースがあり、なるほど、ポッキーは一袋が空になっている。


「この教室、どうしたの?」


問題はなぜソファとテーブルがあるかだ。


「あぁ、ここは代々この学校のトップが使っていい教室なんだよ。なんかもう伝統みたいになってるから教師も黙認してるし。」


そう夏樹先輩に言われてもピンとこない。首をかしげると、


「…お前、ここが不良校だってこと忘れてねーか?そんでトップはお前の横にいる秋人だよ。」


…え!?


「何それ初耳だよ!トップって…。」


…トップって何?生徒会長とかじゃないよね?

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