FeelⅥ








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「ぷはーっ!!!」





やっぱり、疲れた後のビールはうまい。





口についた泡を指で拭う。






あれから、光樹達が興味本意で洞窟に行こうとするのを必死で止めて、元の場所に戻ってきた。





伸也君達が見つかったなら行かなくていいし。




何よりも、あそこから早く移動したかった。




コウモリの事は別にしても、どうしてもあの場所は嫌な感じがしたから。






「日に日にオッサン化してるね、雛ちゃん。」




大毅さんが言う。





「…だって美味しいんだもん。」




またグビッと口に運ぶ。




んー。やっぱり上手い。





「こんな彼女どうなの?」





大毅さんが龍に向かって言ってくる。





「…別にい、いよね?」





これで引くとか言われたら終わる!!





隣で同じようにビールを飲む龍を見つめる。




…引いたりしてないよね?



今までだって龍の前でやってたし。







「別に。」






龍はただ一言そう言った。





…別に?





良いってことだよね?





うん、やっぱりね!






私はまたビールに口をつけた。





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