FeelⅥ





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「いてえよ。寄り掛かんな。」





そう言いながら押してくる輝の言葉を無視して





「ねぇ、輝は高校卒業したらどうするの?」




私は続けた。






「あ?何だよ急に。」





退く気がない私に気付いた輝はふうっとため息をつきながらソファーに深く寄り掛かる。





「いや、何となく。」





「俺は・・・・就職だな。」





「就職?」





やっぱりというか何というか。




輝は働くんだろうなってどこかで思ってた。






「ああ。お前は?」




「んー、私も就職。」




そう言うと、「へえ。」っとなんとも言えない返事が帰ってくる。





「なにその適当な感じ。」





「いや、お前はそうだろうなって思ってたから。」






「え、なんで?」






「何となくだけど、お前大学とか似合わねえし。」





「何それ超失礼。」




そう言いながら振り替えると、




「お前が動くと一々いてえから動くなよ。」






そう頭をパシンッと叩かれる。






「いた!」






「うるせえ。」





むっ。



絶対今叩いた方が痛いじゃんね。





「てか皆は見回り行ったのに輝行かなくていいの?」




「ああ。身体中いてぇし、動きたくねぇし。」





「只の怠け者じゃん。」





「ああ?お前俺がどんだけ怪我してると思ってんだよ。っていうか残ってる一番の理由はお前の護衛だからな。忘れんなよ、ボケ。」






なんて言い草なの、こいつ。





「チッ」




聞こえないように舌打ちすると、





「お前誰に向かって舌打ちしてんだ、ああ?」





ほっぺを掴まれた。




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