FeelⅥ








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「今日晴れて良かったよね。」





「こないだまで、曇りの予報でしたもんね。」






車の後ろの席で、嬉しそうに喋る、ゆいとまるちゃん。






うーん。





何でこんな事になっているのか、わからない。








事の始めは、将吾の事件から3日経った日の事だった。






「今年は川でキャンプだよ!」





光樹は言った。




「キャンプ?」




「そう!去年は海だけど、今年は川でキャンプ!」






去年は光樹と輝の誕生日を祝って海に旅行に行って、今年は川でキャンプと言うことなのだろうか。






それなら凄く嬉しいし、楽しみ!





皆で旅行は本当に楽しくて大好きだから。





「えっ!やばい!楽しみ!」





「でしょ?だから雛もゆいちゃんとか誘っときなよ!龍は良いっつってたから!」



「本当!?やった!!」




嬉しくなった私は、直ぐ様ゆいに電話して、ゆいと涼太を誘った。





だけど、当日の今日。





約束の場所に現れたのは、ゆいとまるちゃんだった。





ゆいが言うには、涼太はバイトで来れないという事、だからまるちゃんを誘ったという事だった。





私からしてみれば何故まるちゃんなのかわからなかった。





大好きだから別にいいんだけども。





龍は顔を歪めたけど、私の知り合いだし、私が好きなのを知っているから何も言わなかった。






でもそのお陰で、龍は違う車に乗っちゃうし散々なんだけど…。





「もうそろ着くよ。」





助手席に座る拓也が後ろを振り返り言った。






「やっとだね。」





隣に座る光樹に喋りかけるも、光樹は腕を組みスヤスヤと気持ち良さそうに眠っている。





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