生贄x

神の章 /μ




「おいしいいいいいいっっっ!!!」

「それは良かった。」


私ピンチなのに!監禁されてるのに!誘拐されたのに!!何故かとっても快適な生活を送ってます!!!

立海さんの作ってくれる食事がこれまた美味で、レイさんはあれから姿を見せることがなく、撃たれた傷の治療もしてもらって何不自由なく暮らしてます!!

部屋には浴室にトイレも完備されていて、ベットだってこの殺風景な部屋に似合わずふかふかだし、たまに立海さんが髪を乾かしてくれたりするんです!

これがまた気持ちよくって、逃げる算段を立てなければ!と初日に意気込んでおきながら既に一週間は軽く経っている気がします。


「身体の傷も回復に向かってるし、顔色もいいし大丈夫そうだね。」

「はい!ありがとうございます!」

「ていうかさ、撃たれた傷の他に縛り痕とかあったけど…」


後から追加で部屋に持ってきてくれた簡易なソファとテーブルで食事をする私にお茶を入れてくれる立海さんが小首を傾げて問いかけてきた。

それはこうして誘拐される前にミューさんが間違った知識で私を縛り上げたものだ。


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  • 1994
  • 22229
/ 325ページ
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