生贄x

神の章 /戸惑い



その後はただひたすら訳のわからないまま引きずられて外に出ていた。


「え?!ちょっ…何々?!?!なんですか?!」


白樹さんが交渉した瞬間に獄さんがミューさんの身体を持ち上げて肩に担ぐと、白樹さんがツカツカと私の前まで来て腕を掴むなり引きずるように外へ。

理解が追いつくより先にタクシーに押し込まれて騒ぐのは私一人。

けれど理由は教えてくれないまま、白樹さんはどこか真剣で不安そうな緊張感をまとっていた。

紫の中に黄色が混じったような色味が彼女の身体を取り巻いていて、仕方なく黙っていると着いた先は解決屋。

何故?と思う間も無くさっさと車から降ろされ、また引きずられるように連れていかれ…

後ろから別のタクシーで来ていたらしい坐さん達も続くから頭の上はハテナだらけです。

そのままメインの事務所に入るなり階段をのぼって生活スペースへ。

そうして寝室だろう部屋まで無言で無理矢理連れてこられた私の前にはベットで虫の息のまま横たわり、蒼白な顔で昏睡状態に陥っている白樹さんのパートナーの姿でした。


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  • 1994
  • 22108
/ 325ページ
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