ジリジリと暑い夏の訪れと共に、私の元へやってきた。
16の夏、初恋。
ドキドキとキラキラと、ほんのちょっとの切なさ。
私の世界を変えた夏が似合う同級生の男の子。

部活は友達と一緒のバトミントン。


習い事はしてなくて部活のない日は友達と中身のないおしゃべり、買い物。



クラスの中心女子グループの4人目。


立場的にもちょうどいいくらい、過ごしにくくもない。


自分で何も決めないで、合わせてればいいの。


自分の意思とかどうでもいい、上手くやらなきゃ。



そんな主人公、日暮みつば。


彼に出会うまではそれで十分だと思ってた。



自分を大切にすることを彼は教えてくれた。





「あ、隣。よろしく。」


そう言って、

ずっと空いていた隣の席、彼がそこにやってきて


世界はキラキラ輝きだしたんだ。



きっかけはこの一言。



「俺と、付き合ってよ。」