私を愛して【完】





「ショップ…?」




というと…まさか。




「服、ですか…?」




恐る恐る訊けば「それ以外に何がある」と冷たく言い放った。



冷たい言い方だけどそれに五月蝿いとも何とも思わない、あたしは命令に従うだけの____生きた人形だから、それは当たり前のこと。



それよりも問題なのは彼が服を買いに行くということ。



それは服を持っていないあたしのものを買いに行くのか、それとも文人さんの物を買いに行くのか…どっちにしろこの人と買い物に行く時点で大問題である。



あたしの服ならば本当いらない。



この人に買ってもらう義理なんてこれっぽっちもない。



服ならバイトをしてそのお金で買えばいいだけ。




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