私を愛して【完】

3人






ある夜、文人さんの部屋に備え付けられてるお風呂に入っていつもと同じ時間に部屋と風呂場を繋ぐドアを開くと、あたしがお風呂から上がるのを分かっていたかのように文人さんの部屋のドアが開いた。



ノックもせずに入ってくるなんてあの男しかいないわけで。




「よぉ、未来」




彼は右手を軽く上げると綺麗かつ完璧な笑顔を向けてあたしの腕を掴むとベッドルームに入りベッドの上に押し倒した。



「やっ…」




そんな抵抗なんて意味がないとでもいうように彼は片手であたしの両手首を頭の上で固定した。


キスをしようと近づいた彼の顔はあと2、3センチ程というところでピタリと止まり何を思ったのか、あたしの上から退くとベッドルームを出て行った。




な、何…。
しないの…?



ホッとしたのもつかの間。

すぐに戻ってきた彼は「来るから」と言ってキスの続きをした 。

ヌルリと生暖かいものが口内に侵入してきた。




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