私を愛して【完】






なんとか彼の質問に答えながら、何故こんなにも焦り急いで帰ってきたのか分からなかった。


「加藤さんから連絡いただきませんでした?」と首を傾げたら「ん、あ…あぁ」とぎこちなくなった彼。



そんなこと気にも止めずあたしは天井に視線を映した。




「気分は、悪くないか」


「はい。朝よりかは、大分マシになりました」


「そうか」




今日の文人さんは可笑しい。

急いで帰ってくるし。

まだ6時頃だというのに。



それにあたしの体調をこんなに気にして心配している。


だから、おかしい。


文人さんこそ熱があるんじゃないのかな。




「朝、気付かなくて悪かった」




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