私を愛して【完】

愛していない





[雪斗Side]



「俺を呼び出して何の用だ」



会員制のカフェの窓側、周りに客がいない中、不機嫌丸出しで現れたのはうちの兄貴。


嗚呼、イラついてるなぁ。

それも俺のせいだと分かってるんだけど。




「とりあえず座ったら?」




と言うものの兄貴は一向に座ろうとしない。

話を今すぐ済ませて帰りたいらしい。


そんなことこの俺が許さないし、させない。

兄貴には座ってじっくり話し合ってもらうよ。




「未来の話、したいんだけど」




そう言えば兄貴が嫌でも座るだろうという俺の考えは見事的中した。




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