できさせちゃった結婚




「首輪」



喜ぶのもつかの間、
葵さんは真顔でそういう言葉を言えちゃうような人。




「本当、学生にはもったいない」




「春から社会人なんだろ?」




「そうだけど…」




そうは言っても絶対に高い。
小さな袋からはチラッと鑑定書も見えた。




先に腕時計渡しといてよかったと安堵した一日だった。










なんて、終わるはずなく。

今日も散々攻め立てられ、
首元でゆれるネックレスを見て、満足気に微笑む彼はきっと、独占欲が強い方なんだろうなと感じた一日だった。



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