できさせちゃった結婚

新居




実家から、はるばる葵さんの家まで引っ越すことになった。
妊娠中ということもあって、何も手伝わせない葵さん。
有給を使ってまで一日がかりで私の荷物を運び出す。



見た目は細く見える身体も、
脱げばすごいんだよと言いたい位たくましい身体で、重い荷物を軽々と持ち上げる。



運び込まれた荷物はとりあえず葵さん家の客間へ。
必要なタンス類は葵さんが事前に揃えてくれていた。



「いつ来ても広い部屋だね。
ベッドもキングサイズだし買わなくていいものあってすごくラクしちゃった」




これからはこの家が私の新しい家だと思うと、なんか嬉しくて弾けそうだ。




「足りないものはない?
もし何かいるんだったら言って」



「今のところなので大丈夫です。
またその都度言うね」




最後にキャリーバッグを抱えた私から、それを奪い取りそれを寝室の部屋に。











「______それと、大切な話があるんだ」





静かな寝室で、
突然何を言うのか、あまり声を張らない声で呟いた葵さんを妙に感じた。




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