時は平安中期。姫君は若君こと、夫の実家にいた。義妹の話し相手として、来ていたが、また、一波乱が起きる。千の夜の最終章です。

一条宮に居続けて、早数ヶ月が経った。義隆の子を身ごもっている基子姫の話し相手兼お目付役のため、滞在している香子姫。

だが、基子姫は病にかかっていて、油断を許さない状況だった。

そんな折に、弟の義隆が様子を見に来る。香子姫は基子姫に祟っているらしい女性を思い出す。そして、義隆の浮気疑惑まで出てきて…。

千の夜の続編です。 これで、終わりになります。